はじめに
「英語はカンペがあれば何とかなる」「地元の良さなら語れる」──そんな40代に外国人観光客ガイドは有力な選択。小さな半日コースから始められ、歩く・話すが中心なので初期投資もわずか。**“できる範囲で案内する”**から試せます。
外国人観光客ガイドとは?
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★★☆☆ | かんたんな英語(台本化)+段取り力でOK |
| 稼げる金額 | ★★☆☆☆ | 目安:半日8,000〜25,000円/1日15,000〜45,000円(人数・内容で上下) |
| 将来性 | ★★★★☆ | 口コミ・リピートで安定。テーマ特化で単価UP |
| 初収入までの期間 | ⏰ 約2〜4週間 | 体験プラン作成→プラットフォーム掲載→初受注 |
- 基本的な内容・目的:観光客に同行し、見どころの説明・写真スポット案内・注文サポート・安全配慮などを行います。
- 法的ポイント(重要):2018年の法改正以降、無資格でも有償の“通訳ガイド”は可能ですが、「全国通訳案内士」「地域通訳案内士」等の名称は無資格で名乗れません。資格があると信頼・受注で有利です。国土交通省+1
なお、交通・宿泊の手配や“ツアー商品”の販売は旅行業法の対象。手配や旅行代金の取りまとめを業として行うには旅行業等の登録が必要です。個人ガイドは**“案内のみ”に徹し、手配は旅行会社経由かお客さま自身**で行ってもらうのが安全です。国土交通省+1 - なぜ40代の最初の一歩に向いているか:落ち着いた対応・時間管理・礼節が活きる。**英語は“定型フレーズ+指差し”**でも十分成立します。
始め方
- サービスに登録をする
- Tour MasterやVANCHA TRIPに登録をする
- テーマを決める(1コース=1テーマ)
例)「浅草半日・路地スイーツ」「京都早朝の寺×喫茶」「横浜ベイサイド写真散歩(夕景)」- 距離:3〜5km/時間:2.5〜4時間/休憩1回を標準化。
- 台本と資料を作る(英語は“短文現在形”)
- 3カ所×各5つの話題(歴史・豆知識・注文サポートの一言)。
- 例:“We’ll walk 10 minutes to the temple.” “Photo spot is on the left.”
- NG表現・注意喚起(撮影禁止・静粛・路上喫煙)を先に言う。
- 価格と条件を決める
- 基本料金(半日/1日)+人数追加+延長30分の3段階。
- 含まれないもの(交通費/入場料/飲食)は明記。
- 掲載・受注
- 体験販売サイト(例:Airbnb体験、Klook など)や自サイトに英語ページを用意。
- 写真は集合場所・ルート・休憩所の3点を必ず掲載。
- 返信SLA(例:24h以内返信)と雨天時の方針を明記。
- 当日オペレーション
- 集合→安全案内→自己紹介→行程確認。
- 歩く前にトイレ・水分を確認/終点で解散+お礼メッセ。
- 事故・迷子対応の連絡カード(あなたの連絡先と最寄り交番)を配布。
- レビュー獲得と改善
- 終了直後にQRでレビュー依頼。
- 質問が多かった箇所を台本に反映し、翌週の説明を短く。
メリット
- 初期費用ほぼゼロ(保険以外)で始めやすい
- 地元知識が武器になり、テーマ特化しやすい
- 口コミでリピート・紹介が生まれやすい
注意点・デメリット
- 天候・体調に左右される(代替ルート準備)
- 言語の聞き取り負荷(要・定型フレーズと指差し)
- 法令順守が必須(名称の使い方/旅行業法の範囲)
法令まわりの対策
- 名乗りは**“Local Guide / Tour Host”**等に留め、通訳案内士の名称は使用しない(無資格の場合)。国土交通省
- 手配・代金取りまとめはしない:チケット・交通・宿泊はリンク案内のみ(手配は先方or旅行会社)。国土交通省+1
- 可能なら**賠償責任保険(個人向け)**の加入を検討。
向いている人
- 時間厳守・段取りが得意
- 人にやさしく説明できる
- 歩くのが苦にならない/安全最優先で動ける
向いていない人
- 天候や突発変更への臨機応変が苦手
- 道順・時間管理が大の苦手
- ルールや法令の線引きを軽視しがち
始めてすぐ使えるミニ台本(コピペOK)
- 集合時:“Hi! I’m ___, your local guide today. We’ll walk about 3 km in 3 hours with one coffee break.”
- 注意喚起:“Please keep voices low here. Photos are allowed, but no flash.”
- 注文サポート:“One hot matcha latte, please. Less sugar.”
- 締め:“Thank you for joining. If you enjoyed, a short review helps a lot.”
具体プランの作り方(例:浅草3時間)
- 雷門→仲見世(15分)歴史の一言+撮影位置
- 浅草寺本堂(25分)参拝マナー/喫煙・撮影の注意
- 裏路地スイーツ(40分)注文サポート+休憩
- 隅田川テラス(30分)写真&トイレ休憩
- 解散(10分)アクセス案内・別日の提案
収入を伸ばすコツ
- テーマ×時間帯でシリーズ化(「朝だけ」「雨の日」「写真特化」)
- 多言語化(英→韓/中簡体の指差しカード)
- 写真納品オプション(スマホ10枚・1,000〜3,000円)
- コンテンツ販売:ルートPDF(英語)をGumroad等で販売し、当日の**“予習”**に。
よくあるNG
- 無資格なのに**“通訳案内士”を名乗る**(名称独占に抵触)。国土交通省
- 交通・入場・宿泊の取りまとめ・代金受領(旅行業法の登録なしで実施)。国土交通省
- 神社仏閣・商業施設の撮影・行動ルール無視
- 雨天中止規定なしで揉める(事前に方針明記)
まとめ
外国人観光客ガイドは、“スキルも貯金もないけれど動き出したい”40代にとって、地元の目線を価値に変える副業です。
まずは半日×1テーマで台本を用意し、案内のみに徹して法令をクリア。小さな体験を積み重ね、レビューと改善を回せば、テーマ特化×多言語で着実に広がります。無理に結果を求めず、「続けてみる」「慣れる」から始めましょう。


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