はじめに
「物販は気になるけど在庫リスクがこわい…」――そんな40代に、中国輸入は小ロット×テスト販売で始めやすい選択。まずは軽く・壊れにくい・規制が緩い商材から、1万円台の仕入れで小さく回せます。
中国輸入とは?
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★★☆☆ | 仕入れ・輸送・販売の段取りが要点 |
| 稼げる金額 | ★★☆☆☆ | 月1万〜10万円(小ロット検証期) |
| 将来性 | ★★★☆☆ | 検証→ニッチ固定→OEMで拡張可 |
| 初収入までの期間 | ⏰ 約2〜6週間 | 発注→国際輸送→出品までのリードタイム次第 |
- 基本:中国の卸サイトや工場から商品を仕入れ、国内のEC(メルカリ/ラクマ/ヤフオク/Amazon/自社ショップ)で販売。
- 初期費用:検証用仕入れ1〜3万円+国際送料・関税消費税・ラベル/梱包資材など。
- 最初の一歩に向く理由:**数字で管理(原価・送料・手数料)**すれば、失敗の規模を小さくできる。
始め方
- 商材選定(“軽い・壊れにくい・ノーブランド”)
- 例:文具小物、ペット用消耗品、アウトドア小物、車内アクセ、キッチン消耗品。
- 回避:体に触れる電気製品・食品・化粧品・医療機器・無線機器(規制・認証が重い)。
- 仕入れ先を決める
- 卸サイト:1688・タオバオ・アリババ(MOQ小〜中)
- 工場直:Alibaba.com(英語可/OEM相談)
- 最初は代行業者(日本語対応)を使うと決済・検品・梱包が楽・送料が安い。
- 見積もり(総額)を出す
- ①商品代(人民元)+②中国国内送料+③国際送料(重量/容積)
- ④関税(品目ごと)+⑤輸入消費税(課税価格×10%)+⑥代行/通関/国内送料
- 販売手数料(メルカリ10%・Amazon約10〜15%等)も必ず加味。
- リスク確認(規制・商標)
- 商標/意匠の侵害NG(ロゴ/キャラクター/ブランド連想デザインは避ける)。
- 規制例:PSE(電気)/PSC(特定製品)/電波法(Bluetooth等)/食品衛生法(食器)/薬機法(化粧品・医療)。
- 迷う品は仕入れないが正解。まずは規制の軽い消耗品から。
- 発注〜輸送
- **小ロット(20〜100個)**で検証。
- 輸送は小型=国際小包/クーリエ(DHL/UPS)、中量から船便(LCL)。
- インコタームズはDAP/DPUか、代行業者にお任せでOK(最初は無理にFOB/CIFを使わない)。
- 到着後の作業
- 検品(外観・数量・付属品)→日本語ラベル・警告表示→袋入れ。
- 出品ページ:サイズ/使用シーン/注意点を明快に。返品ポリシーも記載。
- 販売と改善
- まずはメルカリで回転確認→Amazon/自社で拡張。
- 売れ筋は色/セット数/付属品でバリエーション化。
- レビューの不満(サイズ・臭い・破損)を改良指示→二回転目で品質を上げる。
メリット
- 仕入れ単価が低く、小資金で検証できる
- スピード出品で需要検証しやすい
- 成功パターンは**OEM(ロゴ・仕様変更)**でスケール可能
注意点・デメリット
- 品質ブレ・不良が発生しやすい
- 規制/商標の落とし穴(知らずに違反のリスク)
- 国際送料と手数料で利益が薄くなりがち
対策
- 事前サンプル(1〜3点)→OKなら小ロット
- 検品指示書(擦り傷、寸法、異臭、同梱物)を代行に共有
- 単価1,000円以下はセット/同梱で客単価UP
- 仕入れは**月次上限(例:3万円)**を設定して暴走防止
向いている人
- 数字で原価・利益を管理できる
- コツコツ説明文・写真を改善できる
- 失敗を小さく試して学ぶ姿勢がある人
向いていない人
- 「一発で大きく儲けたい」志向
- 法規や注意書き作成を避けたい
- クレーム対応が極端に苦手
具体的な始め方(チェックリスト)
- 商材は軽い・壊れにくい・規制が軽い
- 同一機能の国内価格とレビューを調査
- 総額原価=商品代+全送料+税+手数料を計算
- **粗利目安30%**を確保できるか試算
- サンプル→写真撮影→テスト出品(10〜30個)
- 不満点を吸い上げて二回転目で改良(サイズ・梱包・付属)
仕入〜販売のメモ(数字例)
- 仕入120円×50=6,000円
- 中国内送料 600円/国際送料 3,000円
- 関税等 900円(例)/国内送料 1,100円(まとめ受取)
- 総額=11,600円 → 1個あたり232円
- メルカリ販売 680円/手数料68円/送料210円
- 粗利=680−232−68−210=170円/個(粗利率約25%)
→ セット販売(2個1,200円)にすると配送1回で粗利が増。
よくあるNG
- キャラクター・ブランド風デザインの権利侵害
- PSE/電波法/薬機法が必要な商品を無知で販売
- 原価の見落とし(国際送料・輸入消費税・販売手数料)
- 不良率を織り込まない(初回は**3〜5%**想定)
向いている人(販売チャネル別の目安)
- メルカリ:回転重視の小物・セット商品
- Amazon:需要確定後/FBAで在庫回転を狙う
- 自社EC:差別化・リピート(消耗品・定期便)
まとめ
中国輸入は、“スキルも貯金もないけれど動き出したい”40代にとって、小ロット検証→改良→横展開で伸ばせる現実的な物販です。
まずは規制が軽い小物×サンプル→10〜30個のテスト。数字で判断し、不良と送料を織り込んだうえで、少しずつ回転を上げていきましょう。無理に広げず、「続けてみる」「慣れる」で、黒字の型を固めるのが近道です。


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