はじめに
「旅先で“ちょっとだけ持ち帰りたい”」という気持ちに刺さるのが、地域名産×ミニフィギュア。名物グルメ、名所、民芸、ローカル交通…3Dプリントなら小ロットで作れます。まずは1種類を少量→売り場テスト。好反応のものだけ色展開・サイズ展開で広げれば、在庫リスクを抑えられます。
地域の名産品のフィギュア作成・販売(3Dプリント)とは?
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★★☆☆ | 造形データ確保と後処理(研磨/塗装)を習得すればOK |
| 稼げる金額 | ★★☆☆☆〜★★★☆☆ | 1点800〜2,500円販売、月1〜10万円(SKU×売り場次第) |
| 将来性 | ★★★★☆ | ご当地・推し土産・インバウンドで需要安定 |
| 初収入までの期間 | ⏰ 約2〜4週間 | 試作→サンプル持参→道の駅/土産店に納品 |
- 基本:名産品(例:郷土菓子・名所モチーフ・地元の道具)を3Dデータ化→出力→研磨/塗装→台紙や台座で商品化して、道の駅・観光案内所・土産店・マルシェで販売。
- 初期費用:
- FDM機(3〜6万円)またはレジンSLA機(2.5〜5万円)
- 消耗品(フィラメント/レジン、塗料・筆・瞬着・やすり、台座、OPP袋)
- 撮影・簡易什器(1万円前後)
→ 合計 5〜10万円でスターター可。
- なぜ40代に向いているか:段取り・地元折衝・品質管理が価値。派手な造形力より**“壊れにくく可愛い”実用品寄り**で勝てます。
始め方
- 題材選定(3本柱で絞る)
- ① グルメ:郷土菓子、果物、名物料理の“ミニチュア”
- ② ランドマーク:橋・塔・社寺の一部モチーフ(全景より“意匠の一部”が可愛い)
- ③ 民芸・道具:こけし・土笛・漁具など“地域らしい形”
「手のひらサイズ」「写真に映える」を最優先。
- データ確保(3通り)
- 自作モデリング(Blender/Tinkercad):単純形状から。
- フォトグラメトリ(スマホ写真→3D化):被写体はマット質が成功しやすい。
- 地元協力:職人・店舗から監修OKをもらい、現物採寸や写真提供を受ける。
著作物(ロゴ・キャラ・意匠登録)や立体商標は許諾必須。公共建築はOKでも意匠・ブランド寄せの再現は避ける。
- 制作SOP(標準手順)
- 原寸→縮尺を決める(30〜60mmが陳列しやすい)
- 出力:
- FDM→丈夫・安価。標準PLA 0.2mm層/細部は0.12mm。
- レジン→高精細。洗浄・UV硬化・換気と手袋は必須。
- 後処理:バリ取り→#400→#800研磨→サフ→アクリル塗装(最低3色でメリハリ)
- 仕上げ:転倒防止で低重心、ピン折れ箇所は太らせる
- パッケージ:台紙+OPP、ご当地解説の1行を入れる。「〇〇発祥の△△を1/10で再現」
- 原価表を作成(材料/時間/塗料/包材/手数料)→価格設定
- 売り先と提出物
- 道の駅/観光案内所/土産店へサンプル3点+A4企画書(上代・卸・最小ロット・補充頻度・POP案)
- マルシェ/委託:見本棚+「写真スポット」POPで映え訴求
- EC:BASE/Stores/ふるさと納税の返礼品候補(自治体規約確認)
- ラインナップの型
- Sサイズ(キーホルダー):30〜35mm、上代800〜1,200円
- Mサイズ(置物):45〜60mm、上代1,500〜2,500円
- 彩色違い:地区限定カラー/季節限定(桜・雪)
- 台座刻印:「地名+年」や観光地の緯度経度でコレクション性UP
- 小さく検証→拡張
- 初回は各10個×2種=20個を納品→販売速度・破損率を記録。
- 売れ筋だけ増産、不人気は型を微修正(サイズ・色・価格)。
メリット
- 小ロット生産で在庫リスクが低い
- 地元コラボ(店舗監修・観光PR)でストーリー化しやすい
- 色替え・サイズ替えでSKU拡張が簡単
注意点・デメリット
- 権利・表示:ロゴ/キャラ/意匠の“似すぎ”はNG。監修・許諾の文言を台紙に。
- 強度:突起・薄肉は折れやすい→R付け・肉厚化・パーツ一体化。
- レジン安全:換気・手袋・硬化廃液の適正処理は必須。
- 季節変動:観光シーズン外は鈍化→限定色・セット割で回転を維持。
向いている人
- 地元の魅力を探すのが好き
- コツコツ後処理・品質記録ができる
- 店舗や自治体と丁寧に連絡できる人
向いていない人
- 権利・安全まわりの確認を後回しにする
- 造形を盛りすぎて壊れやすくする
- 在庫と原価の記録をつけない
仕事の取り方(最短ルート)
- 見本3種(グルメ・ランドマーク・民芸)を作成し、A4企画書に上代/卸/最小ロット/補充頻度を記載。
- 道の駅・観光協会・老舗菓子店へ“監修表示つきで作らせてください”と持ち込み。監修ロゴは合意後のみ台紙に掲載。
- マルシェでは**“地名入り台座刻印”実演**(名入れ+200円)で体験価値を。
- SNSに制作過程(タイムラプス)+地元豆知識を週2本投稿→観光客の検索に刺す。
価格・パッケージ(初期費用をおさえ、頼みやすく)
- お試しローカルセット|9,800円
- Sサイズ×10個(2種×各5)+台紙POPデータ/卸可
- 定番ミドルセット|24,800円
- S×20+M×10(計30)/補充表テンプレ・陳列ミニ什器つき
- 名入れ対応(現地実演)|+200円/点
- 台座に地名・日付刻印(その場で)
- 監修つき“店舗コラボ”|初期 9,800円 + 月 4,980円
- 初期:サンプル制作・台紙デザイン・監修表記整備
- 月額:在庫補充代行(毎月50個まで)・売れ筋レポ・季節色リリース
→ 店舗側は初期費用を抑えて導入しやすく、あなたは月額で安定収益に。
権利・安全ミニガイド(必読)
- OK例:一般的な郷土料理の形状/公共のランドマークの“抽象モチーフ”/伝統柄を自作アレンジ
- 許諾推奨:特定店舗の名物を店名入りで再現/ご当地マスコット・ロゴ使用
- NG例:他社の立体商標やロゴの無断使用/著名キャラの似せ造形
- PL保険:念のため加入。対象年齢(14歳以上推奨)や小部品注意を台紙に明記。
- レジン廃液:完全硬化→地域ルールに沿って廃棄。手袋・換気を徹底。
品質チェックリスト(出荷前)
- □ スケール統一/自立性(台座で安定)
- □ 目立つ層線の**#800まで研磨**/塗りムラなし
- □ 突起は0.8〜1.2mm以上/エッジにR付け
- □ 台紙:地名・解説1行・価格・注意表示
- □ 梱包:落下50cmで破損しない(簡易ドロップテスト)
- □ 原価表・ロットNo.記録(再生産の再現性)
まとめ
地域の名産品のフィギュア作成・販売(3Dプリント)は、“スキルも貯金もないけれど動き出したい”40代に向く小ロット×地元コラボの副業です。
題材を3つに絞る→小ロットでテスト→売れ筋だけ拡張→卸/委託に展開の順で安全に拡大。
初期費用をおさえた導入セットと在庫補充の運用代行パッケージを提案すれば、売り場は始めやすく、あなたは毎月の安定収益を確保できます。
大切なのは権利・安全・強度。無理なく続けられる“かわいくて壊れにくいご当地ミニ”を積み重ねましょう。


コメント