はじめに
「手続きが複雑で不安」「何から始めれば良いのか…」——会社設立代行は、こうした起業前後の“つまずき”を段取りとチェックリストで解決する仕事です。
電子定款の活用・合同会社の選択・テンプレ整備で初期費用をおさえつつ、その後の記帳・届出・口座開設など運用支援をパッケージ化すれば、依頼者は頼みやすく、あなたは安定収益を確保できます。
※登記申請の代理や税務申告は有資格者の領域。本記事では**「設立手続き支援・進行管理・書類作成補助」**を前提にし、司法書士・税理士・社労士と連携する形を推奨します。
会社設立代行とは?
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★★☆☆ | 手順化すれば再現性が高い。法令の線引きに注意 |
| 稼げる金額 | ★★☆☆☆〜★★★☆☆ | 1件3〜10万円+運用サポート月1〜3万円 |
| 将来性 | ★★★★☆ | フリーランスの法人成り・副業法人化で継続需要 |
| 初収入までの期間 | ⏰ 約1〜3週間 | 企画→テンプレ整備→初案件で着金 |
- 基本:株式会社/合同会社の要件整理→定款作成支援→電子認証の手配→登記一式の進行管理→各種届出の段取りまでを、チェックリストとテンプレで伴走するサービス。
- 初期費用/必要なもの:PC、電子契約ツール、日程管理ツール、ヒアリング票、定款・議事録テンプレ、連携先(司法書士・税理士・社労士)。
- 40代に向く理由:段取り・期限管理・連絡の丁寧さがそのまま価値。派手なスキルより抜け漏れ防止で選ばれます。
始め方
初めてでもすぐ動ける流れ(支援の範囲は“代理ではなく補助”)。
- サービスの線引きを宣言
- できる:ヒアリング→要件整理→書類作成補助→電子定款の手配調整→登記・届出の進行管理。
- しない:登記申請の代理、税務・社会保険手続の代理、法律・税務の個別助言(専門家紹介で対応)。
- 設立SOP(標準手順)
- 形態選定:株式会社or合同会社(費用・見栄え・意思決定方法)
- 基本事項:商号検索/本店所在地/事業目的/資本金/決算月/役員・社員構成
- 定款作成支援:目的文言の汎用化、公告方法、発行可能株式数(株式)
- 電子定款認証の調整(公証役場予約・必要書類案内、提携司法書士へ連携)
- 払込み→登記申請の段取り(司法書士が申請/進行はあなたが管理)
- 登記完了後:印鑑証明・履歴事項取得/金融口座・クレカ申込の書類セット
- 税務・年金・労働の提出先・期限一覧を提示(提出は本人or専門家)
- クラウド会計・請求書・電子契約・勤怠の初期設定支援
- “初期費用をおさえる”ポイント
- 電子定款で印紙代4万円を節約(株式会社/合同会社とも)。
- 合同会社なら登録免許税が低めでスモールスタート可。
- 決算月を繁忙期回避に設定→顧問費圧縮・事務負荷を平準化。
- 目的文は将来の新規事業をカバーする表現をテンプレ化=変更登記の頻度を減らす。
- 納品物(テンプレ)
- 設立スケジュール(ガント)/ヒアリングシート/商号検索ログ
- 定款ドラフト(可変項目色分け)/議事録テンプレ
- 口座開設・カード申請チェックリスト
- 税務・社保の提出先リスト(期限・窓口URL付き)
- クラウド会計・請求書・電子契約の初期設定マニュアル
メリット
- 手続の可視化で不安が減る(依頼者の心理的負荷を軽減)。
- 電子手続ベースで移動ゼロ・短納期。
- 設立後の運用まで一気通貫で安定収益に繋がる。
注意点・デメリット
- 無資格の範囲厳守:登記申請・税務申告・社保手続の代理不可。必ず専門家連携。
- 目的文の書きすぎ/狭すぎは後々の変更リスク。
- 業種許認可(飲食、古物、建設、派遣等)は別途。許認可が下りるまで営業できないことを明確に。
- 反社・名義貸しなどコンプラチェックを必ず実施。
向いている人
- チェックリスト運用とスケジュール管理が得意
- 細かな文言・誤字に強い
- 専門家と依頼者の間で“橋渡し”できる人
向いていない人
- 法的な線引きを軽視する
- 締切や予約の管理が苦手
- コミュニケーションを省きがち
始めてすぐ使える「ヒアリング票」(コピペOK)
- 商号(第1〜第3候補)/本店所在地
- 形態:株式会社 or 合同会社/決算月
- 事業目的(今すぐやる3つ+将来やる3つ)
- 資本金/出資者・役員構成/公告方法(官報/電子)
- 銀行口座予定/クレカ予定/電子契約の有無
- 必要な許認可(該当業種)
- 開業希望日・リリース日・最優先のKPI
仕事の取り方(最短ルート)
- ポートフォリオ:株式会社・合同会社でダミー案件のスケジュール図+**定款サンプル(伏字)**を公開。
- スキルマーケットで「合同会社ライト 29,800円/株式会社ライト 39,800円」を出品。
- 税理士・司法書士・社労士と紹介提携(紹介料/相互紹介を明文化)。
- 起業コミュニティ・創業セミナーで“失敗しやすい順”の短講義を提供→リード獲得。
- フリーランス向けに「法人成りチェック(消費税/社会保険影響の一般的説明)」の無料資料を配布。
料金パッケージ(初期費用をおさえ、運用サポートで安定化)
- ライト(設立支援のみ)|合同 29,800円 / 株式 39,800円
- ヒアリング→定款ドラフト→電子定款手配→登記書類作成補助→進行管理
- ※登記申請は提携司法書士が実施(実費・報酬は別)
- スタンダード(設立+初期セットアップ)|79,800円
- ライト+口座・カード申請セット、クラウド会計/請求書/電子契約初期設定、税務・社保の提出先リスト作成(提出は本人or専門家)
- プレミアム(設立〜運用代行)|初期 99,800円 + 月額 9,800円〜
- スタンダード+請求書テンプレ運用・経費科目の初期ルール化・締切リマインド
- 専門家連携窓口(税理士/社労士紹介&やり取り整理)/補助金・助成金の情報ピック
- オプション
- 目的文・定款の個別カスタム+9,800円
- 許認可の事前チェック表+9,800円(申請代理は行政書士連携)
- 商標の一次サーチ+9,800円(出願は弁理士連携)
実費例:登録免許税・公証役場費用・登記事項証明書代などは別。
依頼者は小さく試せる設計、あなたは月額運用で安定収益へ。
設立チェックリスト(依頼者配布用)
- □ 商号(重複・類似・ドメイン)
- □ 事業目的(現実的&将来拡張可)
- □ 本店所在地・賃貸契約の可否(登記可か)
- □ 資本金・出資比率・払込み手順
- □ 役員・社員構成と任期
- □ 定款(公告方法・発行可能株式数・押印有無)
- □ 電子定款認証の予約(公証役場)
- □ 登記申請一式(司法書士が申請)
- □ 税務・社保・雇用関係の届出(本人or専門家)
- □ 口座・カード・電子契約・会計ソフト設定
向け先の具体例
- フリーランスの法人成り(動画編集/物販/コンサル)
- 副業からの独立(EC、制作、広告運用)
- 小規模の多店舗化(飲食/サロン:許認可同時進行の段取り支援)
まとめ
会社設立代行 は、“スキルも貯金もないけれど動き出したい”40代にとって、段取り×チェックリストで価値を出せる副業です。
電子定款・合同会社活用で初期費用をおさえ、設立→運用セットアップ→月額の運用支援へ。
無資格の範囲を厳守しつつ専門家連携で穴を埋めれば、依頼者の不安を減らし、あなたは安定収益を積み上げられます。
焦らず、可視化・期限管理・丁寧な連絡を武器に、“はじめの一歩”を伴走しましょう。


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